曹操の墓

yahooのトップのニュースに曹操の墓が発見されたとありましたね。

曹操と墓といえば、「発丘中郎将」、「摸金校尉」という盗掘専用の官職を設置して墓荒しやってますね。
梁の孝王の墓を暴いて大量の金銀を掠め取ってたはず。
ただ、当時古墓を発掘し木材や石材を城壁の補修や宗族の廟を新築するのに利用するのは珍しくないので当時の倫理からいえばそこまで悪いことではない。

あとは有名なところで疑塚を七十二つくったとかいう眉唾な話がありましたね。
于禁はどれに詣でて自身が降伏してる絵を見たんでしょうね？

河北省漳河流域に葬られたとされていたんだけど、河南で見つかったらしいね。
ちなみにこういう話もある。

あるとき、河が干上がり河底に大きな石版があるのを魚獲りに行った者がみつけた。
石版の隙間を見ると中は真っ暗。
隙間から入り数十歩行くと石の門があった。
仲間を呼んで門をこじ開けると、中には美女が大勢、座ったり横臥したりして二列に並んでいた。
中央に衣冠を正した王者の風格の男が一人。
石碑を読むとそれは曹操であった。
地の気が凝結して、全員生けるが如くであったが、門を開けたため、地気が抜けて皆灰になってしまった。
曹操だけが水銀に浸かっていたため、なお生けるが如くであった。

ま、曹操の墓に関する話ってかなりあるから、その中でも創作されれたものだろうね。

さて、今回は本物と断定したようで、なかなか興味深い発見ですよね。
これで実は魏武士か魏の武侯の墓だったら笑えるのに。
つうか個人的にはそっちのほうが興味あるかも（笑）